【北島一周】初めての警察【8日目】
緊張しているせいか、7時前に目が覚めた。
せっかく早起きしたんだから丘まで登って朝日でも浴びようと、朝からお散歩。
空が綺麗だなあ〜! 反対側の湖も、昨日と同じくとても綺麗。
どうかいろいろなことが上手く行きますように。
毎日ずっと続けていたストレッチも今日はおやすみ。
最後にもう一度車の中を全部探した。
パスポートも免許証もクレジットカードも何もない!
オッケー!! 警察に行くぞ〜〜!
近場の警察でもよかったのかもしれないけど、もしかしたら届いているかもしれないという期待を込めて落とした地点まで戻ることにした。
距離はちょうど200キロ、車で約2時間半!
途中で一回トイレに寄っただけで、まっすぐ警察へ向かった。
落とし物は何も届いていないということを確認したあと、あらかじめ用意しておいた紙を見せた。
それ以外に、何時頃? とか住所は? 書き忘れたことへのいくつかの簡単な質問だけ受けて、あっという間に作成してくれた。
相変わらず喋りはダメダメだけど、リスニング力が少しでもついていてよかった……
担当してくれたのは50歳くらいのおばさんで、フレンドリーではなかったけど丁寧だった。
英語もゆっくり話してくれていたと思う。ありがたいなあ〜〜
15分ほどで手に入れました。
紛失じゃなくて、しっかり盗難証明書!!
これで、再発行の諸々のお金は保険会社が負担してくれるはず。
証明書を手に入れたら次は日本領事館へ電話。
……だったのに、今日は日本の祝日で休みだった。
緊急の時は緊急電話番号にかけて良いと言われたので、遠慮なくかけることにする。
事前にネットで調べていていて気になった一番面倒くさいこと、「戸籍謄本を日本から取り寄せなければいけない」ということについて。
住所がなく、書類を受け取ることができない場合はどうしたらいいんでしょうか? そう聞くとものすごく訝しむ声が聞こえた。
「どういうことですか? どこに住んでいるんですか? ワーキングホリデービザなのに働いていないんですか?」
不機嫌そうな声で立て続けに言われる。
え〜っ、そんな冷たく言わなくても……
っていうかワーキングホリデービザってやっぱり働きためのビザっていうイメージなんだなあ。
車で旅をしていることを伝えると、日本領事館に直接問い合わせないと分からないとの返答。
結局、明日にならないと色々分からないってことかあ。
気になることを図書館で色々調べてみる。
COVID-19 の影響で輸送が大変な今、どうやったら戸籍謄本を受け取れるのか。
→郵便局を使うのではなく、民間宅配業者フェデックスを使うといい。
免許証がないのに運転していて大丈夫なのか。
→さっき警察からもらった証明書が、再発行までの代わりになるとの噂。
パスポートと免許証紛失、思っていたより面倒くさい……
丸一日使って、進んだのはほんの少しだけ。
とりあえず、盗難証明書があれば運転していいってことは旅を続けても大丈夫ってことだなんだろうなあ。(噂だけど)
カードがないせいで現金を引き出せないこと、幸い日本円を何万か持っているんだけどパスポートがないから両替もできないことだけが気がかりだけど……キャンプ場って結構現金払いが多いから……
……頭が痛くなってきたので、一度頭をバカにすることにした。
スーパーに行って頭の悪いお買い物をしました。
身分証明書がないからお酒は買えない……
とにかく明日、領事館が開くのを待とう。
おそらく戸籍謄本を受け取るのに時間がかかるから、旅は続けていても大丈夫。
だけどやっぱりちゃんと確認してから動いた方がいいから、一気に方向転換してノースランド最大都市「ファンガレー」に行くことにした。
そこには無料キャンプ場や図書館があるから、もし足止めされることになってもしばらくは滞在できるから。
本日の移動距離約450km、総運転時間約5時間!!
こんなに運転したのは生まれて初めてです。
今日は観光案内所で一泊することに。
ついた頃には真っ暗で、何だかよく分かりませんでした。
途中、いつものように曲がるべき所で曲がり損ねて、気づいたらビッカビッカの紫色に光っている橋を渡ったりしてびびったけど、なんとかたどり着いた〜!
さすがノースランド最大の都市……
店も道もモニュメントも、なんかやけに色々光ってて、私はずっと運転しながら笑いっぱなしでした。疲れてて。
トイレと公園があるだけでただの駐車場だけど、無料なのがありがたいです。やったね
夜は友達と電話リベンジして(昨日電波なくてできなかったから)、さっき買ったドーナツの残りを食べて就寝。
食べている間は美味しいんだけど、化学甘味料の後味がしっかりと口に残っておいしくない……
【北島一周】最高に綺麗な湖【7日目】
七時半、目が覚めた。雨の音がする。今日も天気悪いんだなあ。
一泊するか二泊するか、ずっと迷っている。
迷っている主な理由は、なくしたパスポートたちのことを考えると進むべきではないから。
もう一つの理由は、財布をなくしたせいでコインを持っておらず、お金が払えないから。
幸いお札は結構持っているので、二泊だとちょうどよく払えるのだ。
そんなことを考えつつ、まずは明日の締め切り。
とにかく今日は頑張るしかない!
絵を描かなきゃ〜とは思いつつも、なんだか晴れてきたので外に出る。
外に出てびっくり、湖が近い!
本当に広い場所だなあ。
周りを見てみると、キャンプ場以外にも原っぱがいっぱいある。
もう十時近くになるのに朝から絵を描いてしまったせいでまだストレッチをしていなかった。
いい感じのところを見つけて三十分だけ体をほぐす。やらないといい気分になれないくらいには、習慣になってきたなあ。
っていうか水がすごく綺麗!! なんだこの湖……
改めて見ると砂が白い。
この感じ知ってる、これは沖縄に行った時に見たことがある……
座間味の海にそっくりだ。
この湖、結構好きかも。
今日は進まないで、1日ゆっくりしよう。
ゆっくりついでにもう一度車の中を探してみたけど、相変わらず財布はない。
これはやっぱり、もうここにはないということなんだろうなあ。
午後、財布をなくしたお店に電話をかけてくれた友だちから連絡があった。
やっぱりなかったって。
そうだよなあ。
だって私、基本的にずっと手で持っているから、なかなか置き忘れないもの。
っていうことは、やっぱりまず警察に行かないといけない。
警察に行って、本当になかったらさっさと再発行をした方がいい。
っていうか私今、免許証もなくしてるから車の運転もしてはいけないのでは……!?
それはやばい、というか 私は身分を証明できるものが何一つない……!!!!
日本の免許証があれば運転していいよ〜っていう書類は幸いにもまだ持っているけど、そもそも日本の免許証も財布に入っていたから……
あ〜……
さっさとパスポートを再発行して、パスポートがあれば免許証も再発行できるからそれもして、あ〜〜やることいっぱいだなあ!
全て再発行できるものだったことが救いだ。
貰い物とかお金とか、二度と買えないものが入っていなくてよかった。
というようなことを、湖の周りをぐるっと一周しながら考えた。
やっぱりめちゃくちゃ綺麗。
上からも眺めることができた。
本当に綺麗だな〜!
逆光でうまく撮れないから、明日の朝もう一回登る元気があればまた写真撮りにきたい。
車に戻って、元気を出すためにホットケーキを焼きながらアンナチュラルを見た。
見始めて一週間、ついに最終回。
アンナチュラル見終わったらさらにさらに元気が出てきた。
夜は友達と電話を少しだけしたけど、電波がなさすぎて残念。
気が済むまで絵を描いて、気づいたら眠っていました。
二泊目になる、今日のキャンプサイトは一晩12ドル。(約850円)
公共トイレと水場、有料シャワーがついているだけのシンプルなキャンプサイトです。キッチンもないのに12ドル……(私が思う相場は8ドル)
だけど湖が良すぎるのでオッケーです。
むしろこの湖とこの場所を守るためにだったら12ドルは妥当すぎる。
いい場所だったな〜〜!
ちなみにこの湖周りには幾つかキャンプサイトがあります。私はもともと別のキャンプサイトに行く予定だったんだけど、封鎖していてこっちのキャンプサイトに流れてきました。
【北島一周】財布紛失【6日目】
薄々感づいてはいたけど、私、パスポートと免許証とデビット&クレジットカードが入った財布兼ポーチをなくしているっぽい。
いつ車上荒らしに合うか分からないから、いつも持ってよう! って思っていた二日前の私のばか!
どこでなくした? わかんない。
一回車の鍵をかけ忘れたから誰かに盗まれたのかもしれないし、お店に置いてきたのかもしれないし、とにかく心当たりがなさすぎる。
自分の行動についてははっきり思い出せるんだけど、でも、置き忘れたりしないよなあ……
もしくは落とした? それか、盗まれた?
昨日の夜気づいて、今日も朝起きてすぐに車中を探してみたけどやっぱりない。
これはちょっとまずいかも。
まあとりあえずは毎朝の習慣。
小雨が降ってきたので、車の後ろを開けて屋根を作ってストレッチをした。
雨の時はこの方法がいいな〜
そしてせっかくキッチンがあるので、料理をさせてもらう。
持っていたニンジンと玉ねぎとブロッコリーを油で炒めて、火を通しておいた。
味付けはまだ決めていないけど、夜何かしら食べれるように。
キャンプサイトを出て、まずは恒例のブッシュウォーク。
カウリの木がいっぱい!!
すごく小さいループトラックだったけど、急いでいたからちょうどよかった。
図書館について、早速充電。
それから今日と明日と明後日の行動について調査。
今日は土曜日だから、図書館は3時間しかやっていない。
さらに明日は日曜日で閉館だから、出来るだけ多くの充電と情報収集が必要なのです。
なんだけど、やっぱりパスポートと免許証のことが気になる……
もし本当にないのなら、旅をしている場合ではないのでは?
意を決して、最後に使ったお店に電話をしてみた。
……頑張って説明したつもりだったんだけど、無言で切られた。
あ〜〜やっぱり英語で電話って苦手!!!!
こうなったら直接行ってみるか……と地図を開くも、お店まで2時間近くかかる。
距離にして150キロメートル。気軽に行ける距離ではない。
すごく悩んだ結果、友達に連絡して、代わりに電話してもらうことにした。
情けない……という気持ちと、こういう時に頼れる誰かがいることのありがたさ。
はあ〜〜〜〜〜見つかりますように。
正直結構やばいものをなくしてしまったという自覚はあるんだけど、車の鍵やipadをなくした時よりも焦っていない自分がいる。
っていうかなんか、全く焦っていない……
車があるから、眠る場所と移動手段はある。ipadがあるから絵も描ける。
とりあえず頑張れる!
図太くはないけど、しぶとく生き延びるぞ〜〜
天気が悪くて、雨が降ったり止んだり。
それでも行ってみたい場所があったので、行ってみた。
海の隣にある道や山を歩いたり登ったりするこのコース。
広い海と砂浜を見下ろしながら歩けるのがすごい。
超綺麗だなあ……
しばらくすると森になる。
思ったより上りで、すごく汗をかいた。
1時間半ほどでたどり着いた頂上は見晴らしがとってもよかった!
夕日まで待っていようかと思ったけど、風が強くて寒くて諦めることに。
あと、夕日を待っていたら帰り道が真っ暗になってしまうからね……
行って帰って3時間。
昨日一昨日とちゃんと歩けていなかったから、歩けてよかったなあ。
さて今日はどこに泊まろう?
進むか戻るか迷いつつ、いやでも何にしろ財布が見つからない限り無闇に進むわけにもいかない。
少し戻って、気になっていた湖ぞいのキャンプサイトに行くことにした。
ついた頃にはもう真っ暗。
湖の気配はあるけど、何も見えなかったので湖は明日だなあ。
疲れたので、朝作った野菜炒めをそのまま食べた。
美味しい。
ワインも少し飲んだ。
美味しい。
身分証がない今はもうお酒を新たに買うことができないから、このワインは大切に飲まないと……
暗い車の中で一人アンナチュラルを見ていたら、なんだかとても怖い気持ちになってきた。
トイレに行く間も怖かった。
外に出ると星がちょっと見える。綺麗だなあ。
トイレ、遠くて怖いなあ。
(キャンプ場についてはまた明日)
【北島一周】一日図書館【5日目】
グレーゾーンの夜を超えて、朝が来た。
港のはずだけど、船とかは特に来ないみたい。
むしろ普通の公園っていう感じで、散歩をしている人たちがいる。
あまり危険性を感じなかったので、なんだかんだ九時ごろまで滞在してしまった。
少しだけ車を動かして公園のほうに停め、朝日をいっぱいに浴びながら朝のストレッチ。
ついでにお湯を沸かしてパンを一枚だけ食べた。
今日も晴れてていい感じ!
ストレッチをしている間に少しだけ雨が降ったけど、やっぱりニュージーランドの雨はいいなあ。
今この場所で雨が降っていても、向こうのほうは晴れているのが見える。晴れたり雨が降ったりが多いから虹もすぐ出る。
私は曇りの日がどうしても苦手だから、晴れか雨が多いニュージーランドが大好きだ。
九時に図書館が開くので早速図書館へ。
午後から曇ってしまうようだから、ちょっとだけ充電とWiFiを拝借したらすぐに出発してどこか歩いたりしたいな。
と思っていたんだけど、気付いたら四時半になっていた。
……
今日もめちゃくちゃいい図書館だったから、つい……
途中お腹が空いて車に戻って蜂蜜チーズパン類を食べたりした以外、ずーっとソファに座っていた。
すごくいい図書館だったんだもの……ソファは気持ちがいいし、窓が大きくてお日様がいっぱい入ってくるし。十時ごろには子供と親のためのプログラムが開かれて、歌や踊りを隅っこの方でみんなが楽しんでいて。ニュージーランドの図書館はコミュニティーセンターのような役割を果たしていることも多いからか、そういうプログラムがよく開かれているんだ。他にもマオリ語を学ぶプログラムだったり、編み物だったり、チェスの会を見たこともある。
図書館だけで1日が終わってしまった……!
本当はカウリブッシュウォークというところに行って1日を終えようと思っていたんだけど、午後になったら生憎の悪天候。
大粒のヒョウやら雨やらが降りまくっているので、さっさとキャンプサイトへ行くことにした。
オフィスに行ったら愛想のあまり良くないおばちゃんが対応してくれた。私が紙に必要事項を書き込んでくる間、ふと話しかけられた。
「どこの国から来たの?」
「え?」
「ああいい、書いて書いて」
突然話しかけられてびっくりしつつ顔を上げるも、手を止めないよう促される。フレンドリーなんだか愛想が良くないんだかわからないな……しょうがないから書きながら
「日本から来たよ」と答えた。
「日本のどこ?」
また質問だ。つい顔を上げて「えーっと……」と考えるものの、またすぐ
「手を止めないで、ほら書いて!」
と言われる。
慌てて視線を紙に戻しながら「東京の近くだよ」と答えた。
「東京か」とおばちゃんは呟く。私は紙を書き終えておばちゃんに渡した。
紙を受け取りながら急におばちゃんが喋り出した。
「ほらあれを見てみな、あれ日本語だろ?」
そう言われて振り向くと、確かにドアの横に日本語が書いてある木の板が飾られていた。
ありがとう、から始まる詩とお地蔵さんみたいなニコニコした丸っこい男の子が筆で書かれた、お土産屋さんとか旅館によく飾ってありそうなやつ。
「ハッピーな詩が書いてあるよ。なんで持ってるの?」
「私ね、日本人の孫が四人いるんだよ」
「えっ本当に!?」
相変わらずにこりとも笑わないおばちゃんは、ただただ立て続けに話だす。
「明石ってところにいるんだよ。日本の西の方の」
「知ってる、行ったことあるよ。大阪の近くでしょう」
「そう、車ですぐ大阪に行ける。あと神戸とか、あの、城とか……」
「姫路城だね、知ってるよ。真っ白なお城」
「そうそう。息子が高校で英語教師をやってるんだよ……」
相変わらずろくに話せない私なのに、全く気にせずペラペラ喋ってくれる。にっこりともせず、でも嬉しそうなのが伝わってきた。
一区切りついたところで、二人でもう一度木の板を眺めた。
「素敵だね」
なんて言ったらいいのかわからないからそう言っておいた。話してくれてありがとう、と、いいキャンプサイトだねっていう気持ちを込めて。
「ここでの時間、楽しんで」
おばちゃんは最後にそう言って、ドアのところまで私を見送ってくれた。
「……ちょっと待って、私まだお金払ってないよ!!」
ああうっかり、という顔でおばちゃんは「つい話すぎちゃったねえ」と最後に笑った。
一晩15ドル(訳1000円)で、シャワー・キッチン(充電箇所有)付き。充分すぎる。
ますます先日過ごしたPIHAキャンプ場が高く思えてくるよ……
今夜は私の他にもう二台キャンピングカーで泊まっている人がいて、あとはコテージ滞在をしている家族が数家族。
そのうちの三家族くらいは長期滞在のように見えた。
本当に小さいキャンプサイトだからほとんど満員。夏は大変だろうなあ。
私はちょうど一台止められるいい感じのスペースを見つけることができて、ゆっくりできた。
夜はシャワーに入ったり料理をしようかな? と思っていたんだけど、友だちと電話をしていたら思いの外遅くなってしまったのでさっさと寝ることにする。
楽しい! 一ヶ月間のオーペア体験【ニュージーランド】
こんにちは!
ワーキングホリデービザでニュージーランドに滞在中のみゆき(@noca_m)です。
今日は費用を抑えて海外に滞在する方法の一つ「オーペア(オペア)」についての記事です!
・オーペア(オペア)とは?
まず、オーペアってなんでしょう? 実のところ私は自分がやることになるまでよくわかっていませんでした……
ニュージーランドで言われるオーペアとは主に、「お子さまの世話や家事をする代わりに部屋やご飯、もしくはお金をもらう」というものだと思われます。
エクスチェンジワークの一つで、期間は三ヶ月や半年〜一年であることが多いです。
お金を払って家に滞在・文化体験させてもらうホームステイとは違って、オーペアには労働が含まれています。代わりに住む場所をもらえたりお小遣いをもらえることもあるため、費用を抑えつつ家に住むことができるのです。
私の場合は
・週四日〜五日、車で習い事の送り迎えをする(待ち時間含め一日約4時間)
・空いた時間があればお子さま達と遊ぶ
というだけのとても優しい内容。そして代わりに夜ご飯とお部屋をもらっていました。(なんだかんだお昼までご馳走してもらうことも多かったです……)
私は旅の途中ということもあってたった一ヶ月だけのオーペアでしたが、快く受け入れていただきました。
もっとたくさんの時間働くことを求められる場合もあるし、お子さまとの過ごすだけでなく家事をする場合もあります。自分の状態と相手の条件を比較しながら検討してみてください。
私の場合は自分の時間もたくさん与えてくれる優しいご家族だったため、かなり恵まれていました。本当にありがたい限りです。
・実際のオーペア体験
今回お邪魔したおうちは日本人四人家族で、ご両親と小学生の女の子、そして中学生の男の子。子供たちの発音はネイティブレベルです。
数年前からオーペアさんと一緒に生活しているようで、確か私が5人目だったかな?
今までのオーペアさんたちは語学学校に通っていたりしたそうですが、私はとにかく引きこもるために部屋を探していた身。送り迎え以外はほとんど部屋に引きこもっていました。
基本的にはこんな感じで過ごしていました。
9:00起床
10:00自分の時間
15:15習い事へ
16:00車で待つ(お絵かきタイム)
19:15帰宅・夜ご飯
21:00自分の時間
24:00寝る
部屋で絵を描いたり筋トレをしているだけで基本的にはなかなか外出しない、おそらくちょっと変わったオーペアだったと思います……
お子さまたちがおうちにいる時は、一緒に遊んだり宿題を見守ったりすることもありました。
トランプをしたり、散歩に行ったり、お絵かきをしたり……私が到着してすぐに二週間の冬休みがはじまり、お子さまたちが毎日いたのでその期間で仲良くなれた気がします!
ちなみに当てがわれた部屋は個室で、机や棚、大きなベッドにWi-Fi付き……! ゆっくりしたい〜〜! と思っていた私には最高すぎる環境。
本当に幸せでした。
朝昼は基本的に自由でしたが、(とはいえみんなが家にいる時は私も一緒させていただいてました……)夜ご飯はみんなで一緒に食べることが多かったです。
ご飯を食べながら色々なお喋りをしたり、時には外食に連れて行ってくれることもあったり……!
本当に恵まれていたと思います。
これは一緒にホットケーキを焼いたときの記念写真です
そして車のおうちに遊びに来たときの写真です。最後の日には車でお泊まり会もしたよ〜
・オーペアの見つけ方/やってよかったこと
私は今回日本人家族のもとでオーペアをしました。こちらのサイトを見ると、日本人家族を見つけやすいです!
日本人家族のもとにお邪魔させていただくと、やっぱり会話がとても簡単に行えます。難しい相談もできますし、思っていることがすらすら言える快適さにびっくりしました。(もちろん英語力は落ちましたが……)
そして何より嬉しかったのが日本のご飯が食べられること! 味噌汁や白米が毎日出ることがこんなに嬉しいことだなんて。ヨーロピアンのご飯を食べていた時も特に不満はありませんでしたが、やっぱり口に合うのは日本のご飯なんだなあ……としみじみしました。
住所を貸していただけたおかげでニュージーランドの免許を取れたり、キッチンを使えるのでお菓子作りができたり、好きな時にいつでもシャワーに入れたり、普段の生活では考えられない生活。
そして長い間ニュージーランドで暮らしている方達から聞ける貴重なお話や重要な情報……
車旅を休憩して、引きこもってだらだらしにきました〜なんて言ってましたが、実際は心身ともにたくさんのものをもらった大切な一ヶ月でした。
お金を抑えて、健康的に暮らせて、人とも適度に関わることができるオーペア。
ぜひ一度体験してみてください!
【北島一周】グレーゾーンの夜【4日目】
最近、眠れない日が結構ある。
昨日もなかなか眠れなくて、結局気がついたときには朝の3時になっていた。
とはいえ今日は珍しくチェックアウトが11時!(どこまでも最高のキャンプ場……)
例え3時だろうと最高でも8時間眠れるわけだから気にせずゆっくり寝れるのだ。
と思っていたのに、7時半に勝手に目が覚めてしまった。あれ〜……
二度寝の努力をするかどうするかしばらく迷って、結局起きることにした。
キッチンへ行ってお湯を沸かしながらモバイルバッテリーに充電させてもらう。
お湯レモンを作って、ベッドに戻ってストレッチをしたところでふと思いついた。
周りに誰もいないし、広いし、思ったより天気がいいし、今日は外でストレッチをしよう!
外でストレッチをしてみたら、思っていたよりずーっと気持ちがよくてびっくりした。
仰向けになっている間は空を見ながら雲がゆっくり流れていくのを見ることができるし、うつ伏せになっている時は地面の草とか小さな虫とかを眺めることができる。
最近はこんな風にゆっくり何かを眺めたりしていなかったなあ。
のんびりゆっくりしたい〜とか口では言うくせに手持ちぶさたな気分になって、つい何かしてしまっていた。
晴れていたら、これからは外でストレッチするのがいいなあ。
今日もいい天気。
ムリワイで行ってみたかった所には全部行っちゃったんだけど、この場所のことが好きすぎてまだ出発したくない気分。
海を見たいな〜という気分だったのでカツオドリコロニーのところにもう一度行くことにした。
相変わらず見晴らしがよくて気持ちがいい。
少し散歩して満喫したら、やっとMURIWAIを離れる決心がついたので出発する。
本当に大好き! また来たいな。
三十分ほどで図書館がある町、HELENSVILLについた。
かなりいい図書館。
駐車場は無制限だし、充電場所や勉強場所がいっぱいあるし。
今日はお昼過ぎまでここで過ごすことにする。
……
お昼過ぎまで……と思っていたのに、結局閉館三十分前まで図書館で過ごしてしまった。
隣にあったカウントダウンで久しぶりの買い物。
買ったのはチーズと卵、野菜にワイン。
この先は店が少なくなるから、今のうちに買っておかないと。
それからNZで一番おいしいとキャンパーの間で言われれいるベジタリアンバーガーを食べるため、TAKEAWAYのお店へ。
ベジタリアンバーガーを頼んだのに、上手く伝わらなくて聞き返された。
何度か繰り返してやっと伝わる。
そして伝票を見ると、何故かFish burgerとVegetarian burgerの2バーガー頼んでいることになっている……
まあいっか、明日の朝ごはんにでもするか。
財布からカードを取り出している間、急に早口で何か言われた。
何を聞かれたのかよくわからなかったので、いつも通り断っておく。
おそらく追加のソースいる? って意味だと思う。
ソースだけでお金取られることもあるし、断っておくのが無難だ。
前にブラウニーを頼んだときも、聞き取れなくてとりあえずyes pleaseって答えたら、ほんのちょっとの生クリームを2ドルでつけられたことがあるから。
断ったら彼女は一瞬不思議そうな顔をして、伝票にNBと書かれた。えっ、どういう意味⁉︎
私は何を聞かれたんだろう……
10分くらいたって、熱々の商品がきた!
調理担当のマオリのおばちゃんが、とびきりの笑顔でHave a good night! と言ってくれた。
フレンドリースタッフ、いい店だ。わくわくしながら車に戻って袋を開ける。
渡されたのは大きな袋と、小さな袋。
ん? 小さな袋? もしかしておまけしてくれたのかな? 本当にいい店だなあ。
あったかい小さな袋を開けると、魚のフライが一つ。
魚をおまけしてくれるなんてなんていいお店なんだろう……
と思いながら、もう一つの袋を開けて理解する。
そこにはめちゃくちゃでっかいvegetarianバーガーが、一つだけ。
あれ、フィッシュバーガーは……?
つまり、この小さな袋に入っていた魚はおまけなんかではなく、ただフィッシュバーガーのフィッシュ……?
……あっ、もしかして私さっき「バンズ(パンの部分)入りますか?」って言われて断っちゃったのかな!!!???
伝票に書かれたNBって、ノーバンズって意味!、??
まだまだ慣れない注文。
そのうち自分が頼みたいものを正確に頼める日は来るんだろうか……
ただのフィッシュを食べながらホームセンターMiter10へ。
いつもお世話になっているホームセンターで、NZ中にある有名なお店なんだけど、なんと地図を見たらここを逃すと何日も巡り合えないらしい。
ということはガス缶が最後の一本だから、どうしても買わないといけない。
ところがなんだかめちゃくちゃ高かった。いつも買っているガスはがなくて、代わりに二倍くらいの値段のガスだけが並んでいる。
これは困った、あまりにも高すぎて買う気がしない……田舎に来すぎちゃったかあ。
カセットコンロ用のガスはもうなくなるけど、キャンプ用のガスはまだあるから、一週間くらいそれで凌ぐことにしよう。
時刻は17:30。暗くなってきた。ここから目的地までは約1時間。
そしてその途中に、ちょっとだけ気になっていた滝がある。
もう日が暮れているけどまだ間に合うかな?
ともかくバーガーが冷める前に、ちょっとだけ気になっていた滝に駆け込んで夜ご飯にしよう。
車を走らせて20分で滝に到着、急いでバーガーを食べる。おいしい。めちゃくちゃおいしい!
噂通りめちゃくちゃ美味しい。
高さはもちろん、全体的に大きすぎて一気には食べられない。
だけどあったかいうちに食べたい。
そう思って無理して食べたらあっという間に気持ちが悪くなった。美味しかった!
ふと外を見るともうほとんど真っ暗。
滝に行かなくちゃ!
歩いて15分くらいで辿り着くって書いてあったから、走れば完全に暗くなる前に行けるはず。
バーガーでたぷたぷのお腹を抱えて走る。
滝はどこ? 少し走ったところで行き止まり。なんと、工事中で封鎖!
頑張って走ったのに……
地図を見ると滝は2つあるらしい。一つはもうすでに通り過ぎていた。
ってことは見れるのかな?
慌てて走って戻ると、確かに滝の音がする。
何にも見えないけど!
図書館で5時間近くゆっくりしていたのに、最後の最後でバタバタしてしまった。
車に戻ってアンナチュラルを見ながらバーガーの続きを食べて、再出発。
時刻は6時過ぎ、もう真っ暗。夏は9時過ぎまで明るかったのになあ。
今日は泊まる場所は、この辺りでは珍しい無料のフリーダムキャンプ場。
しかも本当は私は泊まっちゃいけない場所。
どういうことかというと、規程を満たしたセルフコンテインカー略してSCCしか泊まっちゃいけないキャンプ場なのだ。
SCC、セルフコンテインカーっていうのは車の中に下水を処理する装置がある車のこと。
装置って言うと大袈裟だけど、つまり下水を貯めるタンクにつながっている簡易トイレや水の出るキッチンのようなものがあればいいってことだ。(もちろん他にも審査項目はあるけど、メインは下水装置だと思われる)
私が乗っているグランディスでも工夫を凝らせば一応SCCになることはできる。
こんな小さな車にトイレをどうやって作るのかは謎だけど、実際には使わないとしても装置だけあれば審査を通っちゃうらしいのだ。(実際にオデッセイやグランディスのSCCを見たことがある。グレーゾーンと言われているけど)
だから多分超頑張って作ればSCCになれる。
だけどあまりにも面倒くさいし、お金もかかる。だから私はずっとただの車で旅をしている。
そうすると泊まれるキャンプ場は結構少ない。
だから今日はSCCのみOKのキャンプ場でこっそり泊めて眠る予定なのだ。
もちろん普段はそんなことしない。
だけど、ちょうどいい場所にキャンプ場が何もないんだもの……
だからといって適当にその辺で車中泊をすると、地元の人に通報されるなどして警察に見つかった場合は一晩で200ドル/約一万五千円の罰金。
だから適当に公園で寝るわけにも行かなく、私は基本的にはちゃんと車中泊OKの場所を探して泊っている。
今日のキャンプ場は港の駐車場。トイレもあるし、広い。
SCCじゃない車が泊まった場合はどうなるんだろう? もしも通報されちゃったらやっぱり罰金なのかなあ……ちょっとドキドキする。
おそらく見つからないとは思うけど、港だからもし地元の人が船を出すために朝早く来て、その人がすっごく用心深い人だったらちょっと危ない。
まあ、こういうことをするのは初めてじゃないんだけどね……あと、結構みんなやってるんだよね……
SCCのみOKの理由はいくつかある。
大きな理由は、その場所にトイレや水場がない場合だと思われる。
水場を兼ね備えていない車が泊まることになると、その環境を壊してしまうから。
川で食器を洗ったり、野糞しまくったり、そういうことがありえるのだ。
えっと、つまり、到着してから一度も外に出ず日が登ったらすぐに退散すれば多分大丈夫だよね。
だから私は日が暮れるまで待っていたのだ。
到着するとそこにはずら〜っと並んだSCCの行列。
立派なキャンピングカーがいっぱいだ。そこにスッと紛れ込んで、今日記を書いている。
時刻は夜の9時。
雨が降り出して、雨の音を聞いている。車の中で聞く夜の雨の音はかなり好きだ。
明日はできるなら日の出前の7時ごろにはここを出たい。
バレない前に……
今日は早く眠れますように。
【北島一周】ムリワイ最高【3日目】
真夜中3時に目が覚めてしまって、しばらく寝付けなかった。
まぶたが開けられないくらい眠いのに意識だけがはっきりしているから、ただじっとまぶたの裏の揺らぎを見ていた。
波のような揺らぎだった。
静かなキャンプサイトだと思っていたけど、その時はじめて低い波の音が聞こえていたことに気がついた。
そうだった、ここは海の隣のキャンプサイトなんだった。波の音とまぶたの裏のゆらぎが同調していたら面白いな、と思ったけどそういうわけではなさそうだった。
8時ごろ、今日も勝手に目が覚めた。
もう少し眠るか迷ったけど、合計して9時間ほどは寝たからもう起きることにする。
今日は昨日よりも雲が多いけど、それでも最高の天気。
太陽が濡れた地面や木に光ってぴかぴかしている。
水タンクから水筒に水を移していたら、隣のおっちゃんに声をかけられた。
相変わらず英語が出てこない。毎日喋って感覚取り戻さないとなあ。
だけどやっぱり、前よりもだいぶ相手が何言ってるか分かってきている。
答えるのが下手で呆れてしまうことは相変わらずだけど、前よりリスニングはついてるってことかな……
おっちゃんは奥さんと二週間のノースランド巡りの一日目だそうだ。
わたしも自分のことくらいはすらすらと話せるようになりたいな〜!
今日は近くの滝からスタート。
キテキテフォールという、行かずにはいられない滝へ!
キャンプ場から約5分で入り口について、そこからまずはブッシュウォークと少しの山登り(階段)。
入った瞬間から森のいい香り。
冬の朝の張り詰めた空気から日が満ちてやわらかい空気に変わる間の美しい時間。最高。
川沿いをしばらく歩き、時々階段を登ったりしながら歩いて、歩いて、歩いて……
そして40分ほどでついに大きな滝!
綺麗だった、とても。わたしはやっぱり暗めの滝が好きだ。
暗い中で、滝が光っているようで。昨日の滝もよかったけど、こっちもいい。
プールも深くて青色、夏だったら泳ぎたかった。
一周回って1時間強。思っていたより階段が多くて、朝から汗だくになってしまった。
昨日の反省を生かし、とりあえず今日はあんまり詰め込みすぎないことにする。
朝の散歩のあとは、もうメインのウォーキングだけに留めておこう。
ちょっと気になるところは山ほどあるけど、まっすぐ次の目的地に行くことにした。
次の村、ムリワイまでは車で約1時間。
ムリワイには今日泊まる予定のキャンプ場、そしてめちゃくちゃ良さそうなハイキングコースがある。
そこまで1時間、よそ見しないで運転頑張るぞ〜〜
そう思ったのも束の間、早速車を降りてしまいました。
気になる標識があったもので、つい……
歩いて一分ほどで、目の前に超でかいカウリの木!!
本当にでかい!
触れないのはちょっと残念だけど、朝日がキラキラしていてとても綺麗だったなあ。
そしてついついまた車を降りて、今度はダム。
下り道なので行きは楽々、あっという間にダム!
昨日のダムを見たときにも思ったけど、もしかして私は散策としてのダムが好きなのかもしれない。
でっかくて、水がいっぱい満ちているところがとってもいい。
とりあえずでかい。
きれい。
こういう、水と植物が一緒にいるところ大好き。
道を渡り終わった時、端の方になんか小さい小道を見つけた。
こういう隠れ道大好き。
ここまで全部アスファルトを歩いていたけど、ここは地面の上を歩けた。
この小道はダムの途中を散策できるみたいだ。見所いっぱいだなー、このダム。
そうしてループを終えたところではじめてその小道が立ち入り禁止だったことに気がついた。
うわ〜やっちゃった、申し訳ない。
抜かりなく全部封じられてると思ってたけど、時々看板立て忘れもあるんだな……
帰りは上り道で結構しんどかった。行って戻って約1時間強。また汗かいた!
今度こそ目的地のMURIWAIへ。
ちょっと車を走らせたら景色が一気に変わってきた。
なんだか懐かしい。
そういえばこう言う牧場地帯を運転するのは一ヶ月ぶりなんだということに気がつく。
そして今日一番のお楽しみ、ハイキングコース Te Hunga WalkWay!
このコースは海沿いを歩くことができるコース。
私がよく歩くブッシュウォークとは違って、森ではなく丘を歩くハイキングコースだからカウリの木もない、だから閉鎖もしていない!
(もう一つ気になっていたGoldy Bush Trackというブッシュウォークはやっぱり一部閉鎖していた)
車を止めて、歩き出す。
歩き始めて数分で、いい景色が見えた。
うわ〜綺麗、これ絶対最高のハイキングコース!
そして、歩き始めて三十分でもう満足してしまった。
これ、こんな景色に歩いて三十分で辿り着けるなんて最高じゃない……?
最高。
ここも最高。
歩いていて、全部最高!!
どこまでも歩けそう。ちなみに全部歩くと60kmにもなるらしい。それは無理だ……
止めどきが分からなかったから、適当にポイントを作って引き返すことにする。帰りはあっという間だった。
結局行って帰って約3時間。汗いっぱいかいた〜!
今回の持ち物。
太陽さんさんの丘歩きということで、ソーラーパネル背負って歩いてました。
常にスマホを充電しながら歩くことができます。
今日もまだ何も食べていなかったのでオレンジも二つ。
途中、割と若めの団体さんとすれ違っただけで、あとは誰もいませんでした。
その団体さんのうちの一人が話しかけてくれた。「私の名前はジョンです」って、日本語で!!
すごくフレンドリーな人だった。学生? 何ヶ月いるの? 仕事は? どこで絵を描いているの?
などと短い間にいっぱい質問されて(これは英語)、あたふたしながらも全部答えられてとても嬉しかった。
列の一番最後だった彼はすぐに向こうのほうから呼び掛けられて、もう行かなくちゃ! と言って去っていった。
楽しんで、気をつけてね! という言葉(これは英語)と一緒に。
一瞬、しかもとても簡単な会話だけど、英語で誰かと会話ができるって本当に嬉しいな。
ムリワイはカツオドリという海鳥のコロニーで有名らしい。
ということでコロニーがある場所に早速やってきました。
っていうかめっちゃいい景色!
カツオドリがなんなのか、カツオドリの大群なんて見て何が楽しいのかは全くわかんないけど、海が綺麗!
景色が綺麗!!
!!!!!
絶対これがカツオドリだ!!
飛んでいるのを遠くから見ていた時は、ちょっとでっかいカモメだな〜とだけ思っていたのに、近くで見たらなんか黄色い。
そして綺麗。あとめっっっっちゃいる。
これは確かにすごいぞ……
観光客も他の場所と比べて多かった。とはいえ全く混雑していないし、ゆっくり景色を見れる。
国境封鎖も四ヶ月目、しかも冬の平日なのにちらほら人がいるってことは、普段の夏とかすごいんだろうなあ。
そういう時に来ていたらこんなにいい気持ちにはならなかったかもしれない。
なんだかとっても嬉しい気持ちでいっぱいになって、ただただカツオドリの大群と海を眺める。
独特の鳥の糞の匂いがする。風が気持ちいい。
あとで調べたところ、カツオドリは一年中ここにいるわけではないそうです。
八月〜三月の間だけいるらしい。運が良かった……
夕日が沈んでいく。
雲が分厚くて途中から見えなくなってしまったけれど、鮮やかな光が町いっぱいに広がっていく。
いい夕方だな〜〜!
寒くなってきたので今日のキャンプ場へ。
ここ、すごいです。
私が今まで泊まったキャンプ場の中で一番です。
ものすっごく広いグラウンドに、
めちゃくちゃ綺麗な無制限シャワールームとトイレがたくさん。
キッチンも広くてピカピカ。
無制限で無料のWifi、そして敷地中にある飲料可能の水……
あとスタッフがフレンドリーで優しくて英語が聞き取りやすい。言ってること全部わかったよ!
そこら辺のバックパッカーよりも綺麗だ……
すごい、本当にすごい!
たった20ドル、1500円でこれはすごいです。
同じ時間の昨日のところなんてシャワーのお湯はぬるめ&鍵なしだし、キッチンも狭いし、WiFiは有料だし……
いや昨日は昨日でなんの不満もなかったんだけど、こんなにすごいキャンプ場を見てしまうと……
もう全員におすすめしたい、MURIWAI。
最高のハイキングコースにカツオドリコロニー+いい景色、そしてNo. 1キャンプ場。
ご飯を炊いて、今日の夕飯はツナリゾットです。
作ってる間に充電をさせてもらう。そして逃げ恥をAmazonプライムでダウンロードしまくる。幸せだ……
夜もWiFiが使えたので明日からの予定を立てたり、洗濯をしたり、充実した一夜を過ごしました。
ムリワイ、なんていいところなんだ……MURIWAI最高〜〜!!
最高のギャネットコロニー
最高のキャンプサイト
【北島一周】詰め込みすぎて疲れる【2日目】
朝8時、すっと目が覚めた。
車を出ると向こうのほうに一台だけ車がいるのがみえた。
レア度1のヨーロピアンカップルだ。いつ来たんだろう、全然気がつかなかったなあ……
今日は昨日よりもずーっと天気がいい!
ベッドの上に寝転がったまま、朝の過ごし方について考える。
ここ最近は部屋を持っていたから、朝はヨガをしてお湯レモンを飲んでAFKアリーナ(最近はまってるゲーム)をやりつつメールチェックをして……とかなり優雅に過ごしていた。
だけど今日からは車での寝起きが始まる。
ヨガはベッドの上で出来るものだけにして、頂いてきたレモンがあるお湯レモンも限り続けよう。ゲームは通信量がもったいないからしばらく控えるとして、(っていうか今日のキャンプサイトに電波はない)メールチェックは電波が入る場所に行けたらやろう。
っていうかお腹が空いた。そういえば昨日は頂いたおにぎり二個とクッキー数枚しか食べてない。
思っていた通り一人になると料理しなくなるな……おなかすいた。とりあえずクッキー食べてしのごう。
と、なんだかんだのんびり朝の支度をして、キャンプ場を出たのは9時ごろだった。
まずは昨日も登った展望台にリベンジ。
やっぱり今日の方が晴れてて眺めが最高!
昨日よりもわくわくは感じなかったけど、きれいな写真が撮れたからまあいいや。
登って降りて20分、本当に短いけどいい展望台だな〜
地図を見ると次の目的地はすぐそば。だけど間に山があるせいで、昨日通った街ティティランギまで戻らなくちゃいけないようだ。
ついでに図書館とガソリンスタンドへ。
小さなガソリンスタンドだったこともあってぎゅうぎゅう、しばらく待ったあと空いていたところにすっと停め、セルフなので先にお金を払い、いざ給油しようとしてびっくり、給油口が逆だ! 何度これをやってるんだろう……反対側へ移動しようと思っても後ろに車がいるし、もう出るしかない。っていうかお金はどうなるの? キャンセルとかないんだけど勝手にキャンセルになるの⁉︎ ドキドキしながら一旦脱出、再度戻って入れ直し。どうやらちゃんとキャンセルになったみたい。
……入れられてよかったけど、ばたばたしてガソリン入れるのにものすごい時間がかかってしまった。
ここがこの辺で一番安いガソリンスタンドです、そしてしばらくガソリンスタンドがないので絶対ここに寄ってください。
図書館ではちょっと調べ物をしただけ。
駐車場には鶏が放し飼い、入り口にはシードバンク。
もちろんソファや充電できる勉強スペースもあって最高! かなり好きな図書館でした。
本当は二時間くらい図書館でゆっくりしたかったけど今日は素晴らしい晴天なので、出来るだけ外にいたい。
天気が変わりやすいから出来るだけ今のうちに色々なところへ行かないと……!
のんびりしたい気持ちを必死に抑えて出発。名残惜しい、ティティランギ図書館……
ともかく出発。
バーバリジトラックというところに行きたかったんだけど見つけられず、かわりに近くにあった観光案内所(Aratake visitor center)へ。
資料館やいくつかの散歩道も兼ね備えた場所だったので、よさげな道を選んでちょっとだけ散歩。
多分、見つけられなかったバーバリジトラックもここからスタートするんだろうなあ。
可もなく不可もない普通の綺麗なブッシュウォーク。Nature trackって名前でした。
半分くらい行ったところで高校生の集団に会い、教員と少しだけお話ししました。すぐそばの高校の子達で、今日は植物の観察をしているんだって。
自分の喋れなさと話しかけてくれた相手の優しさに胸がいっぱいになりました……
この先はなんもなくて退屈だよ〜と言われたので戻ることに。
多分私はその退屈な道も好きなんだろうけど、久しぶりに人と英語で喋ったらなんだか満足しちゃったから。
次に行ったのは水場のハイキングコース!(
Upper Nihotupu Walk
)
一度は通り過ぎたものの、駐車場に停まってた車の数にびっくりして戻りました。
車がいっぱいあると、いったいどんな素敵なところなんだろう…? って気になっちゃう。
川、滝、大きなダムがギュッと詰まったハイキングコースでした。
相変わらず滝には惹かれないけど、ダムは思っていたよりよかった!
大きくて綺麗だな〜
ダムの先にあるトラックはやっぱりカウリの木の伝染病を防ぐために封鎖。
昨日からちらほらあるけど、思ってたより閉鎖しているトラックが多いな……
帰ろうと思ったらとてつもなく長いお子様たちの行列に遭遇、のんびり歩きたいのでしばらく待つことに。遠足かな?
追い付いたり少し休憩してまた離れたりを繰り返しながら行って帰って約一時間ちょっと。距離も見所もちょうど良くていい感じです。
そして次にやってきためちゃくちゃ小さな集落カレカレ。
ここには浜辺、滝、そしてたくさんのハイキングコースがあります。
そして私はその中でもザイオン山という、名前の響きからして気になる山に登ろうと思ってやってきた……わけなのですが、
やっぱりがっつり閉まってる〜〜!
地図を見るとトラックのほとんどがカウリの木の伝染病を防ぐために封鎖中。またか!!!
だけど封鎖は大事だもんね……
仕方がないのでビーチまで歩いて、戻ってきました……
めっちゃでかい。きれい。
でも私砂浜にはあんまり興味ないんです……
だけど滝には興味があります!
気になっていたカレカレ滝。
歩いて五分の短い道ですが、とてもとてもよかった……!
入ってしばらくは木漏れ日混じる静かな森が続き、それから目の前に現れる大きくて白く光る滝。
空気中に小さな水の粒がたくさん混じっているのが分かるほどの、身体中水蒸気に包まれている気分。
山に登れなくてちょっと残念な気持ちだったんだけど、本当に来てよかった。そう思える滝でした。
次は今日のメインであるハイキングコースへ……だけどやっぱり封鎖中!!
Google マップのレビューを見るに一週間前には登った人がいたみたいなんだけど……まさか今日から……?
というのも入り口にオークランドの自然を管理している車が止まってて、その人に封鎖中だよって言われたのです。
いつから? とかいつまで? とかくらい聞けばよかったなあ、と後から思った。
ところでその人は私に、Are we going to go? と、youではなくweを使って話しかけてきたんだけど、どうしてなんだろう。
質問するときはそういうものなのかな……?
今日一番楽しみだった場所だったので残念……
残念な気持ちを抱えながらドライブを再会し、今日泊まる予定のPIHAに辿りつきました。
とりあえずゆっくり午後の活動について考えようと海へ。
ところがなんかこのビーチはサーファーに人気なようで、大変な混雑……
仕方がないので三年前に教習所でやった以来はじめて縦列駐車をしました。今まで頑なに避けてきていたのに!
ビーチを少し歩いて、ついでに海沿いのトラックを見つけたのでさっきの残念な気持ちを歩いて消費。
夕日の沈む頃にまた来たいな。
少し先にはライオンロックというでっっかい岩があって、そこに登ってみたりした。
ここも夕日を見る場所にいいかも。どっちにしようかな〜
ここで一度キャンプ場に行ってチェックイン。
シャワーの使い方が独特で、説明をしてもらった。
なんとな〜〜〜く理解できたような、できてないような……
まあ後々やってみればわかるだろうと、とりあえず一旦海に戻ることに。
夕日を見るために!
さっき行った場所に戻るだけなのに道を間違えたり、さっきは空いてた駐車場が満員になってたり……
ばたばたしながらライオンロックへ戻ってきました。
だけど思ってたより夕日が見えない! 岩が邪魔!!
急いで降りて、海の方へ向かって歩き続け、歩いてる間に、
日が沈みました……
もちろん沈む様子はばっちり見えてとっても綺麗だったけど、夕日の写真は撮れませんでした〜!
なんだか今日は、最初から最後までバタバタした一日だったな。
快晴が嬉しくて詰め込みすぎちゃったんだな。
キャンプ場に戻ったら、なんだかどっと疲れてしまった。
そういえば今日もクッキー二枚とオレンジ一個しか食べてない。
超お腹すいた。だけどもう疲れ果ててご飯作る気も起きない……
万歩計を見たら今日は14Kmも歩いたらしい。頑張ったんだなあ、私。
もう今日は疲れた!!おしまいにしよう!
とっておきの非常用のラーメンだけ食べて寝ることにしよう!、
……とは思ったんだけど、詰め込み過ぎの一日なら最後まで詰め込もう。疲れ果ててどうしようもない気分なら、これ以上なにもないんだからもっと疲れよう。
シャワーに入ったらそういう気になってきた。
ということで、玉ねぎとトマト缶だけの簡単なパスタを作った。
とはいえどこまでいっても今日はどうやらダメダメなようで、パスタに塩を入れようとしたら蓋が取れて、鍋とコンロに塩をぶちまけてしまった。もうここまで来ると笑えてきた。
よ〜しよく分かった、明日は詰め込まないでのんびり行こう。
いっぱいいっぱいになってると身体も心もおかしくなるし、いいものもやってこないもの。
パスタはしょっぱいけどギリギリ美味しかった。
残ってたワインを飲んで、ダウンロードしてあったアンナチュラルを見て、気づいたら眠っていた。
今日泊まるキャンプ場は$20。
シャワー、トイレ、キッチン(充電場所有)付きの高規格キャンプ場。
一晩駐めるだけで1500円……
無料キャンプ場と比べると悔しい気持ちになるけど、たくさん動いて汗かきまくったあとだからシャワーがとても嬉しい。
【北島一周】知らない間に心霊スポット【1日目】
一ヶ月のオーペアを終えて、今日からオークランドとノースランドを一周する。
昨日の夜はノースランドについて調べていて、あまり眠れなかった。
自由にインターネットや電源が使える生活ともおさらばだ。
たくさんお世話になった、いい家族だったな〜!
ノースランドの一番端っこにあるレインガ岬と灯台を目指しつつ一周するのが今回の目標。
頑張れば一日で行けそうな距離だけど、私のことだから一番端っこのたどり着くまでに一週間はかかるはず。
急がず焦らず、ゆっくり楽しもう〜
ということで出発です!
まずは久しぶりのブッシュウォーク。(TITIRANGI Atkinson Park)
ずっと歩きたかった大好きなニュージーランドの散歩道!
久しぶりのいい空気、綺麗な緑、森の良いにおい!
そして意外とすれ違う人が多い。地元民がよく来る散歩道のようだ。
でも車を停めてたのは私だけだったのにな〜と思いながらしばらく歩き、端まで行って理解する。
私が停めたのは裏口で、メインエントランスは街の中にあった。
人気のない謎の小道を何キロも降った私とグラ子(車)の努力……
そしてこれから登って、結局こっちの入り口の前を通ることになるなんて……
複雑な気持ちで車に戻り、運転を再開。この先は楽しいことがいっぱい起こりますように。
しばらく道を進むと、海岸だらけの場所にやってきた。
その中からなんとなく一つの海岸を選んでちょっと休憩しつつ朝ご飯のクッキーを食べた。
浜辺で釣りをしている人が一人いるだけの小さくて綺麗な海岸でした。
いい休憩スポット!
次は滝(Karamatura Falls)に行く予定だったのだけれど、駐車場がよく分からず断念。
そのあとmaps.meを見て分かったけど、ビジターセンターに停めればよかったようだ。
Google マップはこういう時あてにならないんだよな〜……
そして今日一番楽しみだった展望台(Donald Mclean Lookout)へ!
だけど天気があまり良くないせいで、どんより気分。
そしてなによりめちゃくちゃ眠い。昨日の夜、四時間しか寝てないせいだ。
ということでベッドに潜り込んで一時間も昼寝をしてしまった。車のおうちってこういう時に便利。
昼寝をしたらスッキリしたので、相変わらず曇っていたけど展望台に登ってみた。
まずはブッシュウォーク。綺麗。どこ行っても綺麗。
ちょっと上り坂になってるけど10分もしないで頂上に着きました。
そうしたら、すっっごく良い眺め!
やっぱり曇ってるけど、向こうのほうだけ晴れてる!
いいところだ〜〜
頂上まで登って綺麗な空気をいっぱい吸い込んだら、一気に元気が出てきた。
頑張って進もう。
そうして今日の最終目的地、「WHATIPU」にたどり着きました。
ここは町……? 集落……?
バイクが一台とコテージっぽい建物があるだけで、人が住んでいる気配がない。
小さな町だと思ってたんだけど違ったみたいだ。
とりあえず車を停めて、洞窟がいっぱいある散歩道(Cave Track)へ。
なんだかとっても綺麗なところだな〜〜!
相変わらずちょっと曇ってるけど、広くてとっても綺麗。だけど人の気配は相変わらずなし。
歩いていると早速洞窟が。
今まで見てきた洞窟と違って、なんだかどこまでも潜っていけそうですが……
なけなしの冒険心がうずくけど、やっぱり怖くてやめた。
一人きりで真っ暗狭い洞窟に入る勇気が私にはありませんでした。
誰もいなくて静かなのはいいんだけど、ちょっと気味悪いくらい人の気配がなさすぎるんだもの……
その次の洞窟は浅め。景色は良さめ。
さらに次の洞窟はさっきよりもずっと広くて、奥には水たまり。
天井からぽちゃんぽちゃん落ちる滴が反響する、とてもきれいな洞窟でした。
声も反響するので、せっかくだから歌を作って歌ってみた。
パソコンを持ち歩いていると曲作りがどこでも出来る。楽しい。
ということでなんだかんだ30分ぐらい洞窟で遊んでました。もちろんその間、人は誰もこなかった。
いくら平日の昼間とはいえ、人気なさすぎでは……?
今度の洞窟は狭くて暗くて足元には水たまり。何故か靴下が片一方浮いてる。怖い。
私は長靴を履いていたので水に入って少し進んでみたけど、腐ったような臭いがして怖くなってすぐ飛び出しました。
そして最後には大きな洞窟!
入り口に焚火したあとがちらほらあってうらやましいな。
この洞窟もどこまでも奥の方に歩けそう。やっぱり怖くて冒険はしませんでした。
誰かと一緒ならまだしもね……
やっぱりちょっと怖くない? 暗くて深くて先も見えなくて誰もいない洞窟。
後から調べたところ、おそらくここが最大の洞窟TE A RU。
そしてまたの名をカウリダンスフロア! というのも1900年ごろ、ここでダンスパーティーが開かれていたんだって。
この辺りの人たちは夜な夜なここに集まって踊りを楽しんでいたそうです。
みんなオシャレしてここまで歩いてきたんだろうな。
昔のニュージーランド人はここで踊りまくり、歌ったり飲んだり食べたり角の方に二人で消えて行ったり……と説明文に書かれていました。
そしてこの場所、洞窟によっては土ボタル(グローワーム)が見れるそうです。
南島で見た以来見ていなかったから見たかった。もうちょっと勇気があればな……
道の終わりにはテントのみのキャンプ場が。もちろん誰もいません。
地図を見ると終点なんだけど、道はまだ続いているみたい。
気になってしばらく進むと、とてもきれいな景色に会えました。
黒鳥と湖だ〜!
道はどこまで続いているんだろう?
まだまだ歩けそうだったけど、夕日はビーチで見たいな……思ったので引き返すことに。
カウリの木の伝染病を防ぐためにトラックがいくつか閉鎖されていたけれど、それさえなければ他にも歩けるところがあります。
丘を登ることができれば景色もいいはず!
ということで、洞窟が立ち並ぶ道を引き返してビーチへ。
ビーチに行ったらやっと人に会えました。
釣り人と散歩人が数名。人がいてちょっと安心〜
岩の上に立っているのは小さな灯台です。
展望台まで登りたかったけど、道が閉鎖しているみたい。
しょうがないのでビーチの崖に登ってみた。
やっぱり地理的に夕日は見えないか〜
夕日は見えなかったけど、見たかった灯台が見えたので満足。
あっという間に日が暮れたのですぐ隣のキャンプ場へ向かいました。
相変わらず人はいなくて、キャンプ場には私だけ。
夜ご飯を作る気力がなかったので、ワインとクッキーで簡単に済ませておしまい。
昨日充分に寝ていなかったこともあって9時前には眠りました。
1日目からたくさん周ったな〜〜
今日のキャンプ場は$15(約千円)。
コンポストトイレ、冷水シャワー、洗い物ができる小さな小屋しかないけど広くて静かでいい感じ。
お金は夕方か朝に見回りの人へ、もしくはオンラインバンキングで払えるらしい。
追記:
事前調査0で向かった場所「WHATIPU」だったんですが、
後日図書館で調べたらちょっと有名な心霊スポットだったことがわかりました。自殺や海難事故、殺人や奇妙な現象が何度も起きている場所だそう……
唯一あった建物でも奇妙なことが起きていたり、ここの海岸は「幽霊の海岸」と呼ばれていたり……1863年に起きたニュージーランド史上最大の海難事故となったHMSオルフェウス号。
乗船していた189人が死亡したその事故では、多くの人が潮の流れに乗って海岸線に流されて死んでしまいました。
その事件以来ここでは奇妙なことがいくつも起きているらしい……以上、信用できるかは全くわからないネット情報より。
洞窟の奥に向かって三十分近く一人で歌っていたりしたけど、この話を先に知ってたら怖くて行けなかったな……
まあそういう噂はともかく、ここは荒々しい波の海岸なので泳ぐのは普通に危険だそうです。
とはいえ本当に綺麗だしいいところ!
ニュージーランドでいくつも洞窟をみてきましたが、種類的にも景色的にも今までで一番楽しい洞窟巡りでした。
おすすめ! DOCマップを使っていい散歩道やハイキングコースを探す
こんにちは! ワーキングホリデービザでニュージーランドに滞在中のみゆき(@noca_m)です。
今日はニュージーランドのハイキングコースについてです。
ニュージーランドの自然や歴史的遺産は、DOCと呼ばれる環境保全省によってしっかりと保護・管理されています。そのため整備された場所が多く、どこに行ってもキャンプ場、ハイキングコース、登山コースなどを見つけることができるのです。
さて、ちょっと散歩がしたいな〜という気分の時皆さんはどうやって探していますか……?
長く運転してて疲れちゃったな〜というときや、なんだか暇だな〜という時、ちょっと自然の中を歩きたくなりますよね……
そんな時、私はつい先日まで
・GoogleMapで「walkway」や「walking track」と検索する
・CamperMate(キャンプ場やおすすめスポットを探せるアプリ・サイト)で検索する
という二つの機能を使って散歩道や登山コースを探していました。
だけどおすすめはこれ!!
「DOCのホームページで検索すること」
英語が苦手なため、なんだかよく分からないな……と思ってずっと敬遠していたのですが、一度分かってしまえばとっても簡単。
なんで今までこれを使ってこなかったんだ……と絶賛後悔中です。
DOCのホームページで探すと、Googleマップで検索してもなかなか出てこないような散歩道を見つけられることがあります。
(その反対に街中の散歩コースなどはDOCの管理外のためGoogleマップにしか載っていないこともあります)
また、Googleマップでみても歩ける場所なのかただの森なのかよくわからない……なんてことがありますが、そこを実際に歩けるかどうか知ることができるのです。
さらに落石の危険や雪で危険……というような最新情報も手に入れることができるので、ちょっと大変そうなコースの場合は絶対調べることをおすすめします!
とはいえレビューはないので、そこはGoogleマップと併用。
DOCのホームページで良さげな場所を見つけた上でGoogleMapで調べるのが最強なんです……!
・まず、 DOC maps: Discover the outdoors(DOCのmap)にアクセス。
・左側の方に白いボックスが出てくるので、
・Waking and tramping tracks (散策や登山コース)
・Places to go(行ったらいい場所)などの興味がある分野にチェックを入れます。
・これは余談ですが、Day HikesやShort Walksの二つだけにチェックを入れると
特におすすめのコースが表示されます。
・自分が今いる場所やこれから向かう場所を拡大して、ポイントがあったらクリックします。
簡単な説明が出てくるので、気になったら「Find out more」(もっと見る)をクリック
・詳しい内容が出てきます。
正直私の英語力ではほとんど意味がわからないのですが、
「3kmでぐるっと一周できる道のり」「片道40分かぐるっと2時間のコース」「犬はだめ」ということがわかりました。
それ以外の情報も知りたかったら翻訳サイトを使います。(私の場合)
・次はGoogle マップを使ってコースの名前を検索、そしてレビューをチェック……
楽しそう! 今日はここに行くことにします。
以上が、DOCサイトとGoogleMapを併用して行ういい散歩道の探し方です〜!
今回は有名なトラックを選択しましたが、あまり知られていないトラックだとGoogleMapに載っていなかったり、違う名前として載っていることもあります。
それらを見つけるのは最初はちょっと面倒くさいかもしれませんが、慣れれば大丈夫なはず……
もちろんDOCマップにあるのはDOCが管理しているコースのみなので、それ以外の散歩道を探すにはやっぱりGoogleMapが良かったりします。
(例えばニュープリマスの海沿いを歩けるいい散歩道などは載っていません)
DOCホームページに書いてあることとGoogleMapを合わせて上手に使うことで、ニュージーランドの色々なところを楽しく歩き回ることができます。とってもオススメです!
※ちなみにオークランドはAuckland Counsilの管轄であることが多いため、こちらの地図を見ると便利です。
はじめてのワーホリ先をニュージーランドにした理由
はじめまして!
ワーキングホリデービザでニュージーランドに滞在中のみゆき(@noca_m)です。
2019年12月現在、日本とワーキングホリデー協定を結んでいる国は全部で26ヵ国。その中でも特に人気なのはオーストラリア、カナダ、イギリス、ニュージーランドだそうです。他にも台湾やデンマーク、フランスなどがあります。
その中でわたしがニュージーランドを選んだ理由は主にこの5つ。
とにかく、わたしにとってはじめての長期海外滞在。もちろん行ってみたい国は色々あるけれど、まずは住むハードルがそんなに高くない国に行ってみよう! という気持ちで選びました。
ニュージーランドをワーホリ先に選んだ他の友だちに聞いてみたところ、他にも「最低賃金が高いから」「親日家が多いから」「自然の中で遊べるアクティビティが多いから」という意見もありました。
私が選んだ理由について詳しく理由を書いていきます。
- 自然がいっぱいだから
私の毎日の大きな目的は、より自分らしく生きられる選択肢を増やすこと・見つけることです。そして今現時点、自分が一番気持ちよくいられる場所は、自然の中にいること。
そこから離れたくはないので、自然がたくさんある場所かどうかは最重要ポイントでした。
- 英語圏だから
(といっても中学英語もできないんですが、単語が全くわからない国に行くのはさらに勇気がいるので……)
- のんびりしているから
歴史的な建造物、オシャレなカフェ、素敵な街並み。それも大好きですが、そういうのをを巡るよりも、とにかうゆったり動きたい。
ニュージーランドに行った人たちが口を揃えていう「農場しかねえ。羊しかいねえ」に、わたしはむしろ魅力を感じまくりです。なんもないところで一日中絵を描いたりのんびりご飯を作ってご飯を食べていたい。
- 人や治安がいいから
本当にみんなニコニコしているし、おしゃべりが好きだし、困っていたら手伝ってくれる人がたくさんいます!
自分のことは自分でやる、という芯の強さは感じますが、当然のように助け合う国でもあります。
さらに治安がいい国として知られ、世界平和度指数ランキングでも毎年上位にランクインしているニュージーランド。(このランキングは「隣国との関係」や「戦争での死者数」など色々な要素が考慮されているので、決して治安がいい国ランキングではありません)
とはいえ今年の3月にはテロ事件が発生していますし、ひったくり、車上荒らし、傷害などの軽犯罪は日本よりも多いと言われています。実際、割れた窓をビニールで補強しながら走っている車がいたり、ちょっとトイレに行く間だけ車を離れたら車上荒らしにあったり……絶対安全とはいえませんが、比較的治安がいい国であることは間違いありません。
- 有機農業が盛ん・菜食者に優しいだから
私はできるだけオーガニックの食べ物を食べるようにしているので、オーガニックスーパーや有機農家が多いところも魅力的でした。そしてペスコベジタリアンなので、菜食に優しい国であることも大事でした。(お肉は多いけど、ベジ食も多い)
私がお肉を食べない理由についてはこちら
またwwoofと呼ばれる有機農業専門のエクスチェンジワークも盛んなため、有機農業について滞在しながら学ぶこともできます。
そして、ニュージーランドはわたしがはじめて海外旅行をした国でもあります。(
海外旅行というか、ヒッピーキャンプに滞在しながら周りの森や湖、海を巡った十日間だったのですが……)
その時見た自然が、すごく広々と大らかで気持ちがよかったんです。
その時は短期滞在だったので、いつかまた絶対来たい! という思いがありました。
それから2年、こんなに早く戻ってくるとは思わなかったけどね……
人がよくて治安もいいニュージーランドは、はじめての海外旅行先・ワーホリ先にとってもオススメです!
これからニュージーランドでのワーキングホリデー生活について書いていこうと思いますのでよろしくお願いします〜
【南島一周】車を手に入れるまでの一週間【5日目〜11日目】
車を買うことにした翌朝、私はバスに乗ってクライストチャーチに戻っていた。
三日間かけてやってきた164kmの道のりが、たった二時間だなんて……!
バスってすごい。車ってすごい。
私もいい車を見つけられるといいな。
11/10
今日からしばらく車探しのために頑張ります。
とにかくひたすらインターネットで調べる。
ひたすら。
泊まったバッパーが日本人経営のバッパーだった。
受付から日本語でびっくりした。
泊まっている人も日本人がちらほらいる。
日本語は安心できるから、はじめて泊まるにはいい場所かもしれない。
8人部屋に今日から2泊する。
ついでに色々済ませておこうと、銀行開設の手続きも始めた。
働く予定がないから本当は口座開設しなくてもいいんだけど、もしかしたらいつか急に働きたくなるかもしれないから。
(働く場合は口座開設してIRDナンバーというナンバー取得が必須)
とはいえワーキングホリデービザで銀行を開設するのはちょっと難しいらしい。MANAは大変だったそうだ。
ワーホリビザだと断られるところが多いし、一番のネックは住所証明。私みたいなバックパッカー は住所がないから面倒なのだ。だから基本はバックパッカーズホテルを仮の住所として登録するんだけど、それってかなり適当だよね。
ところが私の時は結構簡単。なぜか日本の住所で大丈夫だった。
英語がちんぷんかんぷんで相手を困らせていたのは、本当に申し訳ないけど……
11/11
朝から晩まで調べていたので、ようやく車の種類や相場がわかってきた。
走行距離や年式にもよるけど、だいたいこんな感じだ。
くつげるスペースもある車(ハイエース、日産キャラバンなど)は35万〜100万
キッチン付きの車(エスティマなど)は20万〜35万。
ベッドだけの車(オデッセイなど)は15万〜20万。
私の所持金は100万円だけなので、ここであんまり使うわけにはいかない。
一人旅だからそんなに大きな車はいらないし、泊まれるところが増える認定カー(self-containd car)である必要もそんなに感じられないし、とにかく安くて長持ちしそうな車がいい! $2000前後(15万円)で探すことにする。
とはいえ短期間で探そうとしているから、そんなに選んでいる余裕はない。
本当に、先に考えておけばよかったな。そしたら到着と同時に試乗ができたのに……
私は国際免許証を持ってきていないので、領事館へ。
ニュージーランドは日本の免許証を特定の機関で翻訳することによって1年間の運転許可が下りるのだ。民間会社でもお願いできるけど、領事館だとちょっと安いので、やっぱりクライストチャーチに戻ってきてよかったな。
いくつかの書類を書いて、提出する。数日で出来上がるみたい!
11/12
泊まっているバッパーがちょっと高いので、もう少し安いバッパーへ移動。
クライストチャーチの中でも一番海沿いの街です。ちょっと治安が悪そう?
4人部屋に今日から3泊する。
今日も朝からいくつかのFacebookグループを漁っていると、ついにいい車を見つけた。
三菱のグランディス。
正直車に興味がないので顔はまだ覚えられていないけど、2000年生まれで走行距離が15万キロっていうところに惹かれた。
90年代の車は車検の回数が半年に一回だから、出来るだけ2000年代の車が良かったのだ。しかも走行距離が15万っていうのは素晴らしい! 周りは20とか30km走っている古強者ばかりなのです。
ただ、問題は、車検を通していない車だということ。もう今月が車検なのに。
そして、ある日いきなり10万円も値下げされているということ。
どっからどう見てもおかしい。
車検を通さないで売りたい車。10万円の値下げをしてでも売りたい車。
……うーん。
出品者は中国の男の子っぽい。
私のヘナチョコ英語でも、アジア圏のよしみでちょっとはフレンドリーかもしれない。
怪しすぎるグランディス。とにかく連絡を取ることにした。
ちなみに車たちはこんな感じで売っています(これは私が売りに出した時のページ)
めちゃ可愛い車がいっぱいあるんだよ〜
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出品者のディディと、メッセンジャーでやりとりをしている。
翻訳に頼りまくりながら色々質問してみた。
事故とかサビはないって。いい車だって。なんの問題もないって。
じゃあ車検通して、って言ったけど断られた。なんでだよ。
車検通さなくていいから$1000(7万円)値引きして、って言ったら「無理ですさよなら」って帰ってきた。
帰国するからセールです! みたいに書いてあったけど、やりとりをしているうちに次の車を選んでいる途中だということがわかった。まだ帰国しないそうだ。
うーーーーん。
なんかちょっと変なんだよなあ。モヤモヤするんだよなあ。
でも、できるだけ早く車が欲しいのだ。
この人以外にもいい車を出している人がいたけど、連絡を取った時にはもうすでに買われた後だった。
そもそも、高い車(カップルで住みそうなやつ)は結構あるけど、安い車(ベッドのみ)は意外と少ない。
この車以外に、今の私に選択肢はない。
だから、とりあえず見てみるだけ見てみようかな。
ディディに連絡すると、週末に見せるよ、と返信が返ってきた。
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車を見せてもらった。色々色々色々思うことはあるけど、買うことにした。
ニュージーランドでめちゃくちゃ可愛い中古車を(ちょっと騙されながら)買いましたの漫画です〜 pic.twitter.com/T5IwtKMiXT
— いとうみゆき (@noca_m) 2019年12月10日
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昨日はうまく下せなくて諦めたのだけれど、今日はお金を下ろすことができたので、ディディを呼んでお金を渡す。
お金と鍵を交換して、郵便局に行って車の売買手続きをして。
手続きは簡単であっという間。英語が全くわからんだけど、流れに乗っていたらなんとかなった。
ついに車を買えたー! と思った瞬間、ディディがペラペラ喋りだす。
「実はガソリン入れるところが壊れてるんだ、鍵が一個使えないんだ、後ろのライト切れてるんだ」
……買うこと決めてから色々言われるの、本当ムカつく。早く言ってくれ!
何はともあれ、車を手に入れました!
グランディスだから名前はグラ子。
ゴミと埃とクモの巣だらけのかわいそうなグラ子、早く掃除してあげなきゃね。
…
……というか、
快適な運転とは程遠い、謎の音が気になる。
なんだこの音!?
試乗の時は気づかなかった。音楽なってたからかな。
割と大きめのおとで音楽鳴らしてたのってこれがを隠すため!?
ごめん、不信感がありまくりだからなんでも疑っちゃうよ!
とにかく早く車屋さんに持っていかなくちゃ!!!!
車検もあるしね……
ニュージーランドに到着して約十日。
ドタバタの毎日は、まだまだ続きそう……
【南島一周】歩くことを諦めるまでの二日間【三日目・四日目】
相変わらずいっぱい歩くよー
100キロで走る車がびゅんびゅんいる中、なにもない炎天下の道をひたすら歩く……
すぐ隣には牛やら羊やらなんやら。ちょっと怖い。
そして、あまりの暑さと荷物の重さに心が折れそう。
ニュージーランドの日差しは、なんていうか、やばい。
暑いとかじゃなくて、やばい。
ムワッてする日本の湿気の夏とは違って、とにかく焼かれてる感じだ。
皮膚がんの発生率が高い国、なめちゃいけない。。
景色はずっとこんな感じ。
食べ物を買ったことにより25kgをオーバーした荷物、慣れていない靴、知らない国、言語……
まだ始まったばかりだと言うのに、もうかなりしんどくなってくる。
元々私はヒッチハイク・キャンプ生活を続けようとは思っていない。
どこかのタイミングで車を借りたいとは思っていた。
「次の街行ったら車借りようかな」
明日の痛さに耐えきれず休憩しているとき、私はMANAに言ってみた。
「いいんじゃない」
MANAはニュージーランドをもう一年旅している人だけど、車を持っていたことはないそうだ。ヒッチハイクと友達の車だけで一周したんだって。
すごいな。
でも私はもっと楽に楽しく行きたいから、車を借りたいや。
そして4台目のヒッチハイク。
MANAが私のことについて話してくれたおかげで、車についての情報が得られた。
・車を借りれる場所は限られている(空港の近く・大きな街など)
・車を借りるよりも買った方が安い
・ネットで探して直接交渉して買うのがいい
……ニュージーランドで、車を買う!!??
いやね、私もね、いつかは車を手に入れたいな〜って思ったよ。
半年後くらいに英語が上手くなったら、とか、日本人の友達ができて、その人が帰国するときに買わせてもらう、とか。
でも、こんな早くに。
まだ到着三日目で、車を買うっていう選択肢が出てくるなんて思わないじゃん!!
とにかく街につきました。
出発地点のクライストチャーチ(Christchurch)から162km離れたティマル(Timaru)という街。4台乗り継いで、三日目でここまでこれた!
ティマルはこの付近では割と大きな街。
大きなスーパーもあるし、お店もなんでも揃ってる。ここで旅の支度を整えられそうだ。もしかしたらいい車も見つけられるかもだしね。
とにかく、今後について考えなくちゃ。
と、到着してすぐに二年前にニュージーランドで出会った旅の先輩に電話。
ニュージーランドでの車ついて教えてもらう。
やっぱりニュージーランドの旅で、車は必須みたいだ。
主要道路しかバスが通っていないから、車がないとそもそも行きたいところに行くことが難しいそう。しかもベッドやキッチン付きのキャンパーバンを買えば、そこで生活もできる。
(しかもそういうキャンパーバンの方がいっぱい売ってる)
買い方についても教えてくれた。
メルカリとヤフオクを足して2で割ったみたいなtrademeやfacebookのグループで売りに出されている車を買うのがワーホリキャンパーズの間では一般的だそう。
なるほど……
いや、本当に先輩がいてよかった。
教えてもらったグループに申請を出して、早速車を探してみる。
……けど、どうやら難しそう。
というのもの、キャンパーバンを手放す人たち=帰国する人=国際空港のそばにいる=他の街にはあまりいない=クライストチャーチならあるけどここにはない
だから、ベッド付きのキャンパーバンを手に入れるには、二日間かけてきたこの道を戻る必要があるみたい。
悩んだ末、明日の朝のバスでクライストチャーチにもどることにした。
先に車を買うっていう選択肢を持っていればなあ。でもまあ、キャンプの仕方が学べたし、まあいっか。
行き当たりばったりの言葉がしっくりくる、そんな三日目と四日目でした。
【南島一周】ヒッチハイクとキャンプ【二日目】
お腹すいた。食べ物が何もない。昨日の夜もほとんど食べてないから、とにかく何か食べたい。チェックアウトは10:00だとして、とにかくなんか食べたい。
MANAは早速キッチンで人を見つけて話していた。
近くのスーパーどこ? って聞いたそうだ。でも、向こうにあるけどいつも車だからわかんないって言ってたんだって。
それでもいい、とにかくお腹が空いたからどこかに行きたい! なんてったってここは南島最大都市。そんなに遠くないでしょう。……と歩き出すこと30分。
意外遠かった……
何より20kg超えの荷物を背負っているからしんどい。こんなんでこれから先やっていけるのかなあ。
何はともあれ、久しぶりの海外スーパー。フレッシュチョイス!
二年前は買い物の仕方もよく分かってなかったなあ。
今回はMANAのおかげで、商品をカゴから全部出さなきゃなんだなーっていうことがやっと分かった。
ニュージーランドの小さくて食べやすいりんごたち。懐かしい!
好きなだけとってレジに持っていき、そこで量ってもらって値段がわかる仕組みだ。
とりあえず果物や缶詰やらを買い込んで、バスを使って街の外へ出る。
昨日はバックパッカー に泊まったけど、今日はMANAについて行ってキャンプ場に泊まる予定だ。
というか、何の予定も考えていないので、とにかくついていきます。
そしてMANAがオーストラリアに行っちゃう前に、ニュージーランドにおけるキャンプの技術を教えてもらおう。そういう計画です。
バスを使って街の一番端へ。そしてそこからはひたすら歩く!!
ニュージーランドって、町以外の道はほとんど100キロ制限なんだよね……高速道路の脇を、20キロ近くある荷物を抱えてひたすら歩く。暑い。しんどい。牛だ。かわいい。
ヒッチハイクをしやすいポイントを探すために頑張って歩き、ニュージーランドではじめてのヒッチハイク!
日本でやるときは、お願いしますってお辞儀をしたりするけど、ニュージーランドでは必要ないからただ堂々と親指を立てます。
スルーされることも多いけど、笑顔で手を上げてくれる人も多い。ごめんね! って言ってる気がする。
街の外れで車も少ないから、一時間くらいは覚悟したんだけど、意外とあっさり1台目がとまってくれた!
20分くらいだったかな? 炎天下にめげそうになっていたのでとても嬉しい。
止まってくれたのは車かなんかの整備会社のおっちゃんでした。
とはいえ私は英語がほとんどわかっていないので、MANAの会話を聞いているだけ。
ニュアンスで理解するだけ。これ、MANAがいなくなったらどうすんだ…?
本当は一気にキャンプ場へ行きたいんだけど、ガスを買うのを忘れていたから、小さな町でおろしてもらうことにした。
乗せてくれたおっちゃん、親切だったなあ。
泊まるところなかったら連絡してね、って電話番号を教えてくれた。(まあまだ電話番号持ってないんだけど……)
町でガスを手に入れて、それからまたヒッチハイク。
ただ今度はなかなかつかまらず、長いこと歩くことになった。
やっと止まってくれたのは若めのおっちゃん。ここのキャンプ場に行きたいんだ〜って言ったら、ああ知ってるよ! って連れて行ってくれた。
やった〜〜
でもついたら全然違うキャンプ場だったけど。まあ、ありがたい……
キャンプ場はかなり広くて、そしてたくさんの人がいた。
車に住んでいる人が多いのは相変わらず。日本のキャンプ場……はあんまり知らないから比較できないけど、よくイメージされるキャンプ場とは違う気がする。
だってテント張っている人全然いないんだもの。
車だらけの場所を避けて、木が生えているエリアにテントを立てる。
ハンモックも設置して、快適な場所ができました!
社交性抜群のMANAは早速向こうのほうで人とおしゃべりをしていました。
私はipadが友達。
トマト缶と玉ねぎパスタを食べて就寝。
今日のキャンプ場はテント泊もOKな無料キャンプ場。
トイレいっぱい・水場あり・バーベキュー場あり・川あり・電灯あり・
このときは知りませんでしたが、こんなに大きくて設備がしっかりした無料キャンプ場はなかなか出会えません。